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赤穂の旅(2)「赤穂の城下をゆく(花岳寺)」

2012ポタリングシリーズ・ファイナルステージ4
県境を越えて播州赤穂へ ~兵庫県赤穂市~

「第二回 赤穂の城下をゆく」


(あらすじ)
 今回は県境をこえて義士のふるさと「播州赤穂」にやってきました。そして、今まさに討ち入りの日を迎えようとしているこの町の散策に乗り出したのです。


この旅をはじめから表示する場合はこちら → 第一回 県境を越えて播州赤穂へ


 「JR播州赤穂駅」を出ると駅前通を南下していきます。

PC080780.jpg


 すると「旧上水道のモニュメント」が見えてきました。


 実は私は知らなかったのですが、ここ赤穂は江戸時代から上水道が整備された都市として知られていました。
もともと赤穂の城下町は千種川河口のデルタ地帯に形成されたので、井戸を掘っても海水しか出てこなかったようです。そのため、城下を整える上で水の確保が必要と判断した結果、大規模な上水道の整備に着手したのです。
 取水は千種川(昔は熊見川とよばれていた)の上流約7kmの場所で行い、そこから水路を通し城下まで通水しました。

PC080787.jpg


 また、通水には備前焼でつくられた配管などが使用されたようです。(ここにあるのは実際に発掘された配水管だそうです)


 ここ赤穂の上水は神田上水(江戸)・福山上水(備後)と並び日本三大上水のひとつに数えられているのだとか。

PC081030.jpg


 実は旧上水道モニュメントはこのような場所にあります。交差点の真ん中にドカッとあるので、少し危険ではあります・・。

PC080788.jpg


 赤穂の上水道は農業用水とは完全に分けて城下まで導水されていました。
また、水質の管理を行うために奉行を配し、巡視などもしっかり行っていたそうです。
そして、町なかにも浄水施設として大枡が設置されていました。(路上で黒い線に囲われたところが大枡のあったところ。大きさにして4m四方を数える)
ここでは竹簀(たけす)によってゴミを取り除いた後、枡に砂等を沈殿させて浄化を行っていました。

PC081027.jpg


 さらに南下していくと、まあたらしい時計台が見えてきました。
これは、町の新しい名所として近年になって造られた「義士あんどん」だそうです。
時計自体はからくり式になっており、毎正時に忠臣蔵の世界を再現したからくり演出が見られます。

PC080795.jpg


 からくり時計の隣には「息継ぎ井戸」とよばれる井戸があります。
これは、江戸城松之廊下で浅野内匠頭が起こした刃傷(にんじょう)事件を知らせるために江戸から緊急帰国した家臣2人が喉を潤した井戸と伝えられています。
 2人はここに立ち寄った後、大石邸に家中の大事を告げるため駆け込みました。彼らが江戸から赤穂への移動にかけた日数はわずか4日半だったそうです。


 ちなみに、千種川上流で取水された上水は分水された後、このような給水井戸という形で各町家に供給されていました。

PC080802.jpg


 息継ぎ井戸を過ぎ、今度は義士ゆかりの寺「花岳寺(かがくじ)」へ向かいます。
 参道は商店街通りとなっています。

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 曹洞宗の寺院である「花岳寺」は正保2年(1645年)、浅野家初代藩主長直によって同家の菩提寺として建立されました。

PC080818.jpg


 本堂の天井には安政年間に描かれた迫力のある絵を観ることができます。

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 この寺の山門は、もと「赤穂城」にあり塩屋惣門とよばれていたもので、明治になってこの地に移築されたようです。
 武家の門にふさわしい無骨な造りが特徴で、現在は赤穂市の指定文化財となっています。

PC080807.jpg


 一方、境内にあるこの鐘楼(しょうろう)は、別名「鳴らずの鐘」とよばれています。
 江戸時代、藩主の無念を晴らすため敵討ちを果たした義士たちでしたが、結果彼らは切腹して果てることになります。そして、そのことを悲しんだ民衆は寺に集まり、この鐘を音が出なくなるまで撞きまくったといいます。
 

 その後、音をなくした鐘は「鳴らずの鐘」といわれるようになったと伝えられています。このような由緒から、鉄が不足した戦時中であっても、その拠出を免れたそうです。

PC080822.jpg


 実はこの「花岳寺」には義士達の遺髪を納めた墓碑があるようです。
しかしながら、私のリサーチが甘く、今回は見ることができませんでした・・。
まぁ、いずれ近いうちに再訪したいと思うので、その時までの宿題にしておこうかと・・。(つづく)

PC080816.jpg

この旅の続きはこちら → 第三回 県境を越えて播州赤穂へ
この旅をはじめから表示する場合はこちら → 第一回 県境を越えて播州赤穂へ
いままでの旅のリンク集はこちら → ポタ麿旅のトビラ

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(参考文献)

 現地案内板
 赤穂市観光商工課パンフレット
 (社)赤穂観光協会パンフレット  
 花岳寺ホームページ

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この記事へのコメント

- せんべいまゆ - 2012年12月13日 11:33:24

赤穂って江戸時代から上水道があったんですね。
すごいです!

Re: タイトルなし - ポタ麿 - 2012年12月15日 22:45:18

せんべいまゆさん、こんばんは。
江戸時代に上水道なんて、イメージがわかないですよね。
必要は発明の母なんていいますが、どうしてもって時はできるものなんですねぇ。

- すずた - 2012年12月17日 22:15:29

こんばんは。

水道管に備前焼を使うとはさすが岡山県ですね。
都内で見ても思いますが、江戸時代の水道に関する技術は素晴らしいものがありますね。

Re: タイトルなし - ポタ麿 - 2012年12月18日 20:27:53

すずたさん、こんばんは。

赤穂が上水道敷設で有名だという事を知らずに訪れたので、ずいぶん驚かされました。
江戸時代・日本の土木工事技術は世界にも誇れますね!

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