スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(後篇)名探偵・金田一耕助の郷 ~岡山県倉敷市・真備町~

2012ポタリングシリーズ・セカンドステージ(2)
(後篇)名探偵・金田一耕助の郷 ~岡山県倉敷市・真備町~

(この旅をはじめから表示する場合はこちら → はじめから表示


 今回訪れている「倉敷市真備町(まびちょう)」は、とてものどかな町で、美しい田園地帯に井原鉄道の高架線が東西に延びる光景が印象的です。

P8121358.jpg


 集落の南側には旧山陽道が横断し、その街道沿いの川辺地区には宿場町の名残を見ることができました。
また、戦時中に作家「横溝正史(よこみぞせいし)」が疎開し、名探偵金田一耕助の構想を練ったという当地には、横溝作品にゆかりの深いスポットが数多く存在し、それらを巡る町並み散策が楽しめます。

(細くのびる散策路)
P8121371.jpg


それでは前篇に引き続き、自転車探訪をレポートします。
(前篇はこちら → 「(前篇)名探偵・金田一耕助の郷」)


5.横溝正史疎開宅

 さて、次に訪れたのは「横溝正史疎開宅」です。

P8121329.jpg


 作家「横溝正史」は太平洋戦争末期(昭和20年はじめ)にこの地へ疎開してきたようです。

(中庭と表玄関)
P8121330.jpg


 神戸市出身の正史が真備町へ疎開してきたのは、縁者の世話があったことと、東京で作家生活を送る中で、瀬戸内海の島を舞台にした本格的推理小説を書きたいと思っていたことによるようです。

(横溝正史の歴史年表や写真等を展示しているコーナー)
P8121334.jpg


 都会出身の正史は、当地の人々と接することで、地方の農村地域に古くから伝わる因習などに触れ、そこからヒントを得て独特の世界観を持つ長篇推理小説を作り上げていったようです。


(横溝正史の作品等を展示しているコーナー)
P8121339.jpg


 また、この家には正史が人生の師とも仰ぐ「江戸川乱歩(えどがわらんぽ)」も訪れたようです。きっと推理小説について熱く語り合う時間を過ごしたことでしょう。

(客間)
P8121332.jpg


 ここでは、ひょうひょうとした金田一耕助のシルエットが私をむかえてくれました。

P8121342.jpg


 推理小説界の伝説的な二人が、私と同じ風景をここから見つめていたであろうことを考えると、とても不思議な感じがしますね!! 

P8121338.jpg

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ブログランキングに登録中です。よろしければポチっとお願いいたします。↓


人気ブログランキングへ
にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ
にほんブログ村

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

6.「千光寺(せんこうじ)

 ここ「千光寺」は「獄門島(ごくもんとう)」のなかで「了然和尚(りょうねんおしょう)」が住職を務めるお寺の名前として登場します。「鶯の身をさかさまに初音かな」という「其角(きかく)」の句に見立てた殺人事件が起こったお寺でした。その後、さらに芭蕉の2つの句に見立てた殺人事件が続けて起こります。 

P8121373.jpg


7.岡田大池(おかだおおいけ)


 この池のほとりを巡るコースが正史のお気に入りだったといいます。
ここで浮かんだイメージのひとつが小説に描かれたのかもしれません!!

P8121349.jpg


 大池の浮島には弁財天(べんざいてん)が祀られています。
 
(弁天島の弁財天)
P8121344.jpg


8.真備ふるさと歴史館

 大池のほとりにある「真備ふるさと歴史館」では、藩政時代をはじめとする真備町の歴史資料を見ることができます。

P8121351.jpg


 また、「横溝正史」に関する資料コーナーも用意されていました。

P8121356.jpg


 現在まで金田一シリーズは繰り返し映像化され、多くの役者さんが金田一耕助を演じてきました。有名どころではテレビ版の「古谷一行」と映画版の「石坂浩二」でしょうか?珍しいところでは、「渥美清」や「西田敏行」なんてのもありました。そこで昔から「誰が一番イメージにピッタリか?」なんて語り合っているところなのですが、私は個人的に「古谷一行」が演じるものが一番好きですね!!また、昭和に製作されたものが雰囲気的にグッときます!!

(敷地内にある「金田一耕助」の像)
P8121355.jpg


9.帰路

 現地で夢中になっていると、ずいぶんと遅い時間になってきました。このあたりで、そろそろ岡山市内へむけて帰っていくことにしましょう。
 帰る途中、再び備中国分寺(びっちゅうこくぶんじ)の前を通りました。すると、夕霧にむせぶ五重塔を写すことができました。

P8121401.jpg


 その後、出発点である「岡山県立図書館」に到着し、今日のポタリングは無事終了しました。
 
 前回の旅の記録はこちら → 「何だか気になる賞田廃寺跡に行ってみる!
(この旅をはじめから表示する場合はこちら → はじめから表示


(あとがき)

 私自身が横溝ファンということで、今回は少し思い入れのある自転車旅でした。以前にも一度、車で訪れたことはありましたが、その時は疎開宅や歴史館などに入ることはできませんでしたし、現在ほど散策路も整備されていなかったように思います。
 今回、現地で関東から来られていたファンの方がいらっしゃるのを見て、やっぱりここは聖地なのだなぁと再認識させられた次第です。
 
 さて、横溝さんが体験した真備町の人たちとの交流は、その作品に大きな影響を与えたといわれています。それは氏にとってかけがえのないものであったのでしょう。そのためか、金田一シリーズには岡山を舞台にした多くの作品が残っています。
 私も中国地方の出身ですが、この地域は割と「保守的」な地域ではないかと思っています。しかも、自己主張の苦手な地域柄もあるのでは・・と。そして、そのあたりが都会人である横溝さんに新鮮で、強烈な印象を与えたのではないでしょうか。結果として、氏はそこにミステリーが介在する素地を見出したのでしょう。また、その「保守的」な感覚は、実は多くの日本人の根底に流れる本能のようなものであり、それが横溝作品の大ヒットにつながったのではないかと思えるのです。

◎岡山を舞台にした主な金田一シリーズ

 1.本陣殺人事件・・・真備町を舞台にした密室殺人事件。トリックが秀逸で、金田一探偵のデビュー作。
 2.獄門島・・・瀬戸内の島を舞台にした作品。3つの俳句に見立てた連続殺人が実行される。
 3.八つ墓村・・・8人の落武者の祟りに隠された殺人事件の謎が暴かれる。
 4.悪魔の手毬唄・・・手毬唄になぞらえた恐怖の連続殺人に金田一が挑む。
 5.悪霊島・・・「鵺の鳴く夜は恐ろしい」のキャッチコピーで映画化された横溝氏最晩年の作品。


  など・・。

☆今回のポタリングデータ

  日付:2012年8月12日
  距離:72.2km
  最高速度:34.1km/h
  平均速度:22.2km/h
  経過時間:4時間11分37秒
  消費カロリー:771kcal



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ブログランキングに登録中です。よろしければポチっとお願いいたします。↓


人気ブログランキングへ
にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ
にほんブログ村

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
スポンサーサイト

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

ポタ麿ブログへようこそ
自転車

この物語は、急に思い立って自転車

を購入し今さらながらに今さらなが

らに今さらながらにようと心に決め

た、ままさに付け焼刃のなんちゃっ

てサイクリストが、日本全国を独自

のルートで行脚し、数々の感動と出
会いを経験することの事実を通じて

人間的成長を果たしていく過程を余

すところなくブログ化しようとする

ものである。

な~んてな!!

ブログランキング

ブログランキングに参加しています。ご協力いただけるとうれしいです!!

プロフィール

ポタ麿

Author:ポタ麿
性別:男
血液型:O型
星座:しし座
趣味:野球・自転車
生息地:岡山
(ブログ内容)
自転車による「ぶらり旅」の
レポートを中心としながらも、
日頃のとりとめのない事象に
ついてもつぶやいていきます。

ブログで旅行気分(旅ブログ集)
現在の時刻
アクセスカウンター
ランキング情報!!
お気に入りのブログです
最新記事
カテゴリ
最新コメント
天気予報
人気キーワード
月別アーカイブ
辞書
あし@
最新トラックバック
RSSリンクの表示
楽天トラベル
楽天市場
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
PVランキング
ブログランキング・ドット・ネット
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。