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広島市の旅(2)「広島港・宇品へ」

2012ポタリングシリーズ(セカンドステージ1)
(2)水の都、平和都市、そして故郷「広島」探訪 ~広島市~

(この旅をはじめから表示する場合はこちら → はじめから表示


8.広島赤十字・原爆病院

 ここは中区千田町にある広島赤十字・原爆病院です。原爆投下時、この病院の建物は被爆しましたが、かろうじて診療機能を保っていたため、ここが市街地の医療拠点のひとつとなりました。

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 これは病院の表門にある被爆建物「旧本館」のモニュメントです。旧本館は平成4年(1992年)に病院改築に伴い取り壊されましたが、被爆の惨禍を後世に伝えるため建物の一部を移設し保存しています。

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 被爆建物の前に見えるコンクリート壁をアップで写してみました。写真に写る無数の傷跡は、原子爆弾による強烈な爆風によって飛び散った建物の窓ガラス片が壁面につくったものです。

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 今度は建物を別の角度で撮ってみました。すると爆風によって大きく湾曲した鉄製の窓枠を見ることができます。

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 ここにある赤十字は、旧本館の塔屋に掲げられていたものだそうです。赤十字病院は爆心地から約1.5kmの場所にありましたが、鉄筋コンクリート製であったため建物の外郭だけは残ったようです。そして、地下室にあったレントゲンフィルムが被爆によりすべて感光したことが発見されたことで、投下された爆弾が「原子爆弾」であることが立証されました。

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 病院前の大通りは、中央寄りのコンクリート部分と、それ以外のアスファルト部分で構成されています。これは昭和30年代に整備されたといわれるコンクリート道路が残っているためのようで、現在経年劣化の解消や景観への配慮のため、徐々に全面アスファルト舗装化を行っている最中のようです。これはこれで味があると思うのですが・・。
 それではこの通りを先に進んでいきましょう。

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9.路面電車基地

 ここは路面電車の運行を行っている広島電鉄本社(以下「広電本社」)です。敷地内には多くの車両が休憩をしています。
 さて、広島は言わずと知れた「路面電車王国」です。地下鉄路線がない街にあっては、最も身近な交通手段として市民に親しまれています。

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 これは広電本社に隣接する商業施設の敷地内に置かれているレストラン電車「トランヴェール・エクスプレス」です。広電の電車開業100周年記念事業の一環として路面電車を改装して、レストランにしたものですが、この景観はまるでヨーロッパのトランジットモールのようです。
 元々、この車両は西ドイツの工業都市ドルトムント市を走っていた路面電車を購入したもので、現役時代は宮島線や貸し切り電車として運行されていました。私自身も何度か街中を走る姿を見たことがありますが、とてもスマートな車両で、一度は乗ってみたいと思っていました。(残念ながら乗ったことはありませんが・・)
 ただ、1959年製造の外国車両ということで修理部品の調達など、保守整備にはずいぶん苦労したようです。

トランジットモール

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10.御幸橋(みゆきばし)

 これは京橋川にかかる「御幸橋」です。被爆時に倒壊を免れた「御幸橋」には、市街地中心部から南へ避難する被災者が殺到し惨禍を極めたそうです。

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 橋の西詰には当時の写真が掲示されています。

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 同じく橋のたもとにあった「タイムカプセル」です。1990年当時の広島の様子などを収め、開封は2040年だそうです。

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 橋の下を流れるのは、広島市内6つの川のひとつ「京橋川(きょうばしがわ)」です。

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11.宇品(うじな)

 さて「御幸橋」を渡り終えたので、今度は広島港のある宇品地区へ南下していきましょう。
「宇品」へは路面電車の軌道に沿って赴きます。私は路面電車の軌道敷がまっすぐ延びる、この風景が好きです。レトロな感じが郷愁を誘うのです。

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 宇品「海岸通」電停から、終点「広島港」に至る軌道敷は、写真のようなグリーンベルトになっています。これはヒートアイランド現象防止や周囲の景観への配慮によるもので、ヨーロッパの路面電車では、よく見る風景です。

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12. 広島港宇品旅客ターミナル

 ここは「広島港宇品旅客ターミナル」で、2003年に完成し共用が開始された新ターミナルビルです。

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 ここからは、海上自衛隊の学校がある「江田島」など県内島しょ部や愛媛県松山行きのフェリー及び高速艇が頻繁に発着しています。

(松山行きスーパージェット)
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 ターミナルは瀬戸内海上交通の拠点ともいえる施設なので、いろいろな色や形の船を見ることができ、とても楽しいところです。

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 ターミナルビルから港を眺めてみました。湾内の赤い灯台と白い灯台の間が港への入り口になっています。

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 また、構内には路面電車が乗り入れており、雨にぬれることなくフェリーから電車に乗り換えて市中心部へ移動することができます。瀬戸内の島しょ部から市内の勤務地や学校に通う人も結構いるようです。

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12.陸軍桟橋(六管(ろっかん)桟橋)

 日清・日露戦争を契機に旧陸軍の港として使用されてきた「宇品港」の中心的施設として建設された軍用桟橋です。

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 戦時中、多くの兵士は先に記載した「御幸橋」を渡り宇品へ到着すると、ここから戦場へ赴いたのです。しかし、戦地から無言の帰国をした無数の遺骨を迎え入れたのも、やはりこの桟橋だったのです。

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 戦後は「海上保安庁」の船舶を係留する施設として使用されたようですが、現在は宇品波止場公園の護岸として、それから歴史を語る証言者として、その使命を果たしつづけています。
 近年になって、波止場一帯にはショッピングモールが完成し、賑わいを創出しているようです。

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 これは「波止場公園」内にある「宇品線」のモニュメントです。「宇品線」は重要な兵站(へいたん)基地となった「宇品港」へ物資を大量に運ぶために建設された鉄道路線です。総延長は、広島駅から宇品間の約9kmで、着工からわずか17日間の突貫工事により完成しました。なお、これは日本最短の着工期間だそうです。戦後は市民の足としても活躍した宇品線ですが、モータリゼーションの進展などにより、昭和61年をもって廃線となったようです。
 私が訪れた時、レールはひっそりと夏草に包まれていました。

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 この派手な塔は「パラダイスの塔」です。1989年広島市西区商工センターをメイン会場に開催された「海と島の博覧会(市民通称:海島博(うみしまはく))」のモニュメントです。博覧会閉幕後に当地に移設保存されたようです。
 1989年当時は全国的に博覧会ブームで、この海島博もその流れに乗ったような感じではありましたが、現在でも市民の間では語り草になるくらいの大きな出来事でもありました。         (次回へつづく)

この旅の続きはこちら → 「(3)水の都、平和都市、そして故郷「広島」探訪
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この記事へのコメント

No title - tac-phen - 2012年07月21日 03:23:25

被ばくした後でも診療施設は無事だったというのはすごい奇跡ですね。

敷地内に往時のものが残っていたのですね。

今度行った時は見てみたいです。

ポチリ。

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