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ミニ・ポタ紀行 「古代吉備国・神の山 ~岡山市・吉備の中山~」

ミニ・ポタ紀行
古代吉備国(きびこく)・神の山 ~岡山市・吉備の中山~


 前日から降り続いた雨が、昼過ぎになって突如としてあがり、晴れ間さえのぞきはじめた日曜日、岡山市の西にある「吉備の中山」へ、のんびりとポタリングに行ってきました。

 
1.入山

 ここは「吉備の中山」のふもとにある町「花尻(はなじり)」(岡山市北区)。前回「吉備の中山」を散策した時は、吉備路自転車道の方からアプローチしましたが、今回はこちらから山に登っていきます。

①道中2


 見どころの多い「吉備の中山」ですが、今回目指すのは「御陵(ごりょう)(「中山茶臼山古墳(なかやまちゃうすやまこふん))」です。

①道中3


 道が登り坂になってきました。午前中は大雨でしたが、この時間(14時頃)になると、空から太陽の光が降り注いでいます。

①道中


 この道路は山の上にある「黒住教(くろずみきょう)本部」の参道でもあるので、とてもきれいに樹木が刈りそろえられています。

①道中4


1.吉備の中山

 古代、ここ岡山地方にあった「吉備国(きびのくに)」は、現在の広島県東部、岡山県全域、香川県島しょ部及び兵庫県西部に至るまでを支配し、大和(やまと)の国にも対抗しうる大きな力を持っていたと言われています。
 この国において「吉備の中山」は、多くの古墳や祭事を行ったと見られる場所が多いことから、神の宿る神聖な場所として、また国家の中心地として重要な位置づけであったと思われます。
 加えて「古今集」、「新古今集」、「枕草子」などにも名前が登場することから、中央国家においてもよく知られた場所だったようです。


①黒住教本部

 ここは、全国に30万人の信徒をかかえる「黒住教」の本部です。

②黒住教本部2


 初詣や大祭などでは、信徒のみならず一般市民も多く参拝に訪れるようです。

②黒住教本部


②西国三十三観音像

 黒住教本部を過ぎると「八徳寺(はっとくじ)」への参道入り口が見えてきました。

③三十三観音


 ここからは本格的な散策道になります。

③三十三観音2


 しばらく歩くと、道の脇に赤い前掛けをした観音様が見えてきました。「御陵(ごりょう)」と「八徳寺(はっとくじ)」へ続く参道にお祀りされている「西国三十三観音像」です。

③三十三観音5


 三十三体あるのは、観音様が三十三の姿に身を変えて現れ、人々を救うと「観音経」に書かれていることに由来するようで、観音霊場が三十三ヶ所あるのも、同様のことだそうです。

③三十三観音9


 いろいろな表情を浮かべた観音様のお顔を見ていると、なんだか心がなごんでいくのを感じます。

③三十三観音7


 このように、観音様は姿形を変えながら、人の進むべき道を差し示してくれるのですね。

③三十三観音4

※ポタリング速報では「お地蔵様」と記載しておりましたが、実際は「観音様」でしたので、ここに訂正いたします。


八徳寺(はっとくじ)

 ここ「八徳寺」は、地元の人々によって大事にお祀りをされている社です。

④八徳寺


 今は小さなお社ですが、山岳仏教が盛んな平安時代には、大きなお寺の金堂があった場所と考えられているそうです。(当地案内板より抜粋)

④八徳寺2


 社の屋根から下がるのは提灯といえばいいのでしょうか?
八徳寺の「八」という寺を模したようなデザインがなかなかGOODでした!!

④八徳寺3


 お堂の隣には立派な石塔も建っていました。

④八徳寺5


 それではお寺を通過し、山の奥へ通じる道を先へとすすんでいきましょう。

⑨吉備の中山

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吉備櫻(きびざくら)

 山の環境保全などに尽力されている「吉備の中山を守る会」の方が名付けられた「ヤマザクラ」の大樹です。会の方が、この木を見つけられた時は、周辺に雑草が生い茂りカズラが幾重にも樹木に巻きついて太陽光を遮っていたため、枯死しかねないような状態であったそうです。

⑤吉備櫻


 しかし、樹木周辺の環境整備を行うことで、太陽の光が差し込むようになったため、少しずつ元気を取り戻してきたとのこと。
 サクラの時期、山の中腹あたりで新緑に対するアクセントのようにピンクの花を咲かせている「ヤマザクラ」をみることがあります。昔から一度、近くで眺めてみたいと思っていたのですが、来年ここに観にくればよいのですね!

⑤吉備櫻2


 さあ、ひきつづき緑のトンネルを散策しながら、次の見どころを目指していきましょう!!

⑨吉備の中山2


環状石離(かんじょうせきり)

 自然石を人為的に環状に配列したもので、縄文時代の祭事と関連があるものと考えられているようです。さしずめ「日本のストーンヘンジ」というところでしょうか?!

⑦環状石離


⑥お休み岩

 民間信仰で「山の神」は、春には里に下り「田の神」となって五穀豊穣(ごこくほうじょう)を見守り、秋の収穫が終わると山に帰り「山の神」となると考えられているようです。この「お休み岩」に関する言い伝えは残っていないようですが、「山の神」が赴任中に休憩をとる場所・・と思えるような岩なので、そう名づけられたようです。
(現地案内板より抜粋) 

 この苔むした大きな岩に「トトロ」のような神様が座っていたら・・。なんて思うと夢がふくらみますね!! 

⑧お休み岩


御陵(ごりょう)中山茶臼山古墳(なかやまちゃうすやまこふん)

 さあ、それでは本日の目的地「御陵」へ向かいましょう。

⑩御陵7

 
 案内板を過ぎてすこし行くと、視線の先に何かが見えてきました。

⑩御陵8


 「御陵」です。

⑩御陵6

 御陵(中山茶臼山古墳)は、大和の国が地方平定のため山陽道に派遣した「吉備津彦命(きびつひこのみこと)」の墓といわれています。「吉備津彦命」は「桃太郎」のモデルとされ、吉備地方に巣くっていた「温羅(うら)」という鬼を退治し、平和をもたらした神様として知られています。 

⑩御陵5


 現在は宮内庁が管理しており、残念ながら中には入れませんが、

⑩御陵


 全長120mの大きな前方後円墳のようです。

⑩御陵4


 言われてみれば、土壌がこんもりとしていて古墳っぽいですね。

⑩御陵9

 
 しかし、四方はしっかりと有刺鉄線で囲われていました・・。

⑩御陵2


 吉備国は大和朝廷の中央集権体制に組み入れられた後、「備前(びぜん)」「備中(びっちゅう)」「備後(びんご)」「美作(みまさか)」の4国に分国されます。
 なお余談ですが、4国それぞれにある一宮(いちのみや)に祀られているのはすべて「吉備津彦命」のようで、この地方における人気は絶大だったことがうかがえます。

※各国一宮 備前「吉備津彦神社」 備中「吉備津神社」 備後「吉備津神社」 美作「中山神社」 


⑧穴観音

「御陵」を囲う有刺鉄線の向こうになにかがあるようです。

⑥穴観音2

 
 どうも、ここだけは入っていけるよう・・、それでは中へ行ってみましょう。

⑥穴観音3


 これは「穴観音様」だそうです。中央にある自然石の正面には観音像が彫られており、側面の穴に耳を当てると観音様の声が聞こえると伝えられています。私も側面の穴に耳をすませてみました。すると・・・。

⑥穴観音


2.下山

 雨上がりで下がぬかるんでいたり、途中道に迷ったりと、結局7:3ぐらいの割合でポタリングよりも山歩きが多くなってしまいましたが、今回は歴史散策を十分に堪能できました!!
 そして、下山途中の私を見送ってくれた観音様のお顔は「また来いよ~!!」と言ってくれているような、そんな表情なのでした。

P7010608.jpg


 「吉備の中山」は、まだ見ぬ古代の遺跡がたくさん眠っている「神秘の山」です。ですから、またここに訪れて歴史散策の続きを楽しもう!!と思いながら家路についたのでした。

前回の旅はこちら → 「岡山の水郷を訪ねて

関連記事はこちら → 「吉備路自転車道往復ポタリング

③三十三観音10

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